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プロパンガスの料金について

プロパンガスと都市ガスの料金の違いを比較!安いのはどっち?

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プロパンガスって、そんなに料金高いんですか?

こんにちは、GASUMOです。
今回はプロパンガスと都市ガスの料金の違いについて見ていきます。

一般的には都市ガスの方が料金が安く、プロパンガスは高いと思われています。それはそれで間違いではないですし、料金面での比較となるとどうしても劣勢になりがちなプロパンガスですが、安く購入できていれば、都市ガスと比べてもそこまで遜色がないんですよ。

今回のエントリーでは、そんなことをお伝えできればと思っています。

 

ガスは生活に欠かせないライフライン

まずは根本的なところを確認しておきましょう。

プロパンガスにしても都市ガスにしても、わたしたちの生活に欠かすことのできないエネルギー、ライフラインであることには変わりありません。

毎日お風呂に入ったり料理するのに、ガス、使いますよね。

 

だから電気や水道のように「ガスも公共料金でしょ?」と思われているお宅も少なからずあるのですが、公共料金なのは都市ガスだけで、プロパンガスは自由料金なんですね。

ここ、基本的なところではあるのですが、すごく重要です。

 

 

自由料金と公共料金

都市ガス(LNG)は「公共料金」だから国や政府の許可が必要

まずは都市ガスから見ていきましょう。

都市ガスは公共料金です。電気料金や水道料金、鉄道運賃のように、国や政府の許可が必要な料金です。

日本は市場経済の国ですから、商品やサービスの取引は原則、需要と供給によって決まる、市場における自由な競争のうえで価格も決まる、というのが前提です。

 

なのですが、なんでもかんでも自由競争だと、ちょっと不安ですよね。水とか電気とか、ほんとに必須なわけで。おかしなことがあっては困る。

そこで、こういった公共性の高い部分に関しては、国会とか、政府、地方公共団体などが関与して、一定の水準が保たれるようになっているわけです。

この公共料金のなかに「都市ガス」も含まれます。

 

2017年に都市ガスは自由化されましたが、都市ガス事業とか、どう考えても参入障壁が高いサービスですから、自由に都市ガス業者を選べるようになったとはいえ、ほとんど競争が生まれていないというのが実態です。

ほとんど競争がないっていっても、自由化されたんなら自由料金なんじゃないの? というご意見もあるかと思いますが、消費者庁の分類 も公共料金のままですし、当ブログにおいても現状、これまでどおり「都市ガスは公共料金」ということで、いったん先に進みます。

 

プロパンガス(LPG)は「自由料金」だからガス屋さんの自由

つぎはプロパンガス。こちらは自由料金です。

字そのままですが、販売者が自由に価格を決めて売ることができます。もちろん国や政府の許可もいりません。

近所のスーパーマーケットやガソリンスタンドなどをイメージしてもらうと良いでしょう。

 

仕入れを工夫したり、チラシを撒いて特売セールをやったり、それぞれ自由に競争しています。先にお話しした市場経済、自由主義経済というものですね。

プロパンガスも同様で、人件費であるとか、仕入れであるとか、配送コスト、それから自分たちの利益を考慮したうえで自由に料金を設定し、販売しています。べつの表現をするならば、販売価格が恣意的に決められている、とも言えます。

料金が恣意的に決められていると聞くと、眉をひそめる方もいらっしゃるかも知れませんが、べつに問題ないわけです。自由競争ですから。

 

これは私たちにもいえることです。

絶対に「A」というスーパーで買い物しなきゃいけないというわけではありません。ときにはスーパー「B」を使ってもいいし、ちょっとおにぎりとお茶だけほしいというのであれば、最寄りのコンビニ「C」でもいいでしょう。

ガス屋さんが自由に値段を決めて販売しているプロパンガスを買うわけですから、利用者側、消費者側としても、どのお店、どのガス会社から購入するか、自由に選べばいいのです。

 

 

ガスの供給方法の違い

プロパンガスと都市ガスには、料金システム以外にも大きな違いがあります。それは供給方法の違いです。

一般社団法人日本ガス協会さんのページに、とても分かりやすいイメージ図がありましたので、そちらを参照させていただきます。

日本ガス協会:都市ガスとLPガスの違い

 

都市ガスもプロパンガスも、大元の「仕入れ」という面からいうと、その大半を海外からの輸入に頼っており、さまざまな国から巨大なタンカーに積んで運ばれてきます。

日本はたくさんの国々からガスを仕入れていますが、都市ガスにおいては、オーストラリア、マレーシア、カタール、ロシア、インドネシアなどが主要な輸入元となっています。

一方のプロパンガスについては、サウジアラビアやクウェートなどの中東から輸入しているイメージが強いかも知れませんが、近年ではアメリカからの輸入が大半を占める状況になっています。いわゆるシェール革命と呼ばれるものですね。

 

都市ガスは導管を通じて供給される

都市ガスで使われているのは液化天然ガスで、英語で書くと「Liquefied Natural Gas」、略してLNGとも呼ばれます。

主成分はメタンで、マイナス162℃まで冷却すると無色透明の液体になります。体積も600分の1に減るため、大型のLNGタンカーなどを使った大量輸送が可能になっています。

 

さて、オーストラリアなどから輸入し、LNGタンカーから揚荷された液化天然ガスは、一旦LNGタンクに入れられたのち、導管を通って運ばれていきます。途中、ガスホルダーを経由しますが、各家庭に運ばれるまで、すべて導管を通ります。

このことから言えるのは、都市ガスはインフラを整えるのは規模も大きくお金もかかって大変だけれども、いったん道路の下にガス管を敷くことができたら、そのあとの供給はすごく楽、ということです。

逆にいうとインフラを整備する必要があるため、山間部であるとか過疎地にガス管を設置するのは現実的でないというのと、災害などでインフラが壊れてしまうと、復旧に時間がかかるという面も持ち合わせています。

 

プロパンガスはLPガスのボンベを配送して供給される

LPG、LPガスとも呼ばれるプロパンガスですが、これは「Liquefied Petroleum Gas」、液化石油ガスの略です。家庭で使われるLPガスはプロパン(C3H8)が主成分ですが、工場やライターの燃料などに使われるブタン(C4H10)もLPガスの仲間です。

生産方法としては石油から精製されるものと、天然ガスから分離回収されるものなどがあり、近年においては天然ガス随伴の比率が非常に増加しています。先述したシェール(Shale)革命ですね。

これによって、サウジアラビアなど中東のイメージの強かったLPガス輸入元の構図がガラリと変わり、現在ではアメリカが50%を超えるようになりました。

 

プロパンガスの特徴としては、少し圧力をかけると常温でも液体にできます。体積も250分の1まで小さくすることができるため、運びやすい性質があるといえます。

さて、そんなプロパンガスがどのように各家庭まで供給されるのか? ということなんですが、上のイメージ図を見ていただくと一目瞭然ですが、タンクローリー、配送車、つまり「人力」で運びます。

 

定期的にガスボンベを交換する必要があるし、人件費などの配送コストが常にかかります。

人力で供給するため配送コストがかかるのはデメリットといえますが、田舎だろうと山奥だろうと離島だろうと、運びさえすれば簡単にガスを使えるようになるし、万一の災害時に復旧が早いというメリットもあります。

 

 

ガスの熱量を比較する

さて次は、プロパンガスと都市ガスの「熱量の違い」を比較してみたいと思います。

はじめに一点だけ確認しておきたいのですが、通常わたしたちがプロパンガスとか、LPガスとかいう場合、そのガスの主成分はプロパンですよと、先ほどそういうお話をしましたけれども、主成分というだけあって、厳密にいうと100%プロパンのみで構成されているかというと、そうじゃないんですね。

プロパンがメインだということに変わりはないんですが、そのほかにブタンやプロピレン、ブチレン、エタン、エチレン、ブタジエンなどのガスが混合されているんです。

で、LPガスは工業用として使われることもありますし、用途に応じてLPガスの規格、ガスの混合割合が変わるのですが、おもに家庭用として使われるLPガスは「い号液化石油ガス」といって、プロパン含有率が95%以上のものを指します。

※「い号液化石油ガス」:プロパン及びプロピレンの合計量の含有率80%以上、エタン及びエチレンの合計量の含有率5%以下、ブタジエンの含有率0.5%以下

 

プロパンガスの発熱量は24,000kcal

なんでこんな話をしたかといいますと、プロパンガスは多成分系混合物なので、ちゃんと熱量を調べるためには、それぞれの成分ごとの蒸気圧だとかいった細かいことも考慮しないといけないからなんですけれども。

ただここでは、そこまで厳密な比較は必要ないので、一般的にプロパンガスといっても、実はそこにブタンとかエタンとか、ほかの成分も混ざってるんですよということを理解したうえで、プロパンガス1m3を燃やしたときの発熱量は、よく使われる 24,000kcal(99MJ)としておきます。

 

都市ガス「13A」の発熱量は10,750kcal

おなじように、都市ガスの主成分がメタンガスだといっても、100%メタンかといえばそうじゃないんですね。ほかにもエタンとかブタン、プロパンなども混ざってます。

で、都市ガスというと「13A」や「12A」という規格があることはご存知だと思うんですが、ほかにも「6A」とか「5C」、「L1」なんていうのもあって、じつは日本の都市ガスは7種類もの分類があるんです。

ただ主流は「13A」なので、今回は13Aの都市ガスということで見ていきます。

 

13Aの都市ガスの熱量に関しては、wikipediaの都市ガスのページ には、「46.04655メガジュール(11メガカロリー)~43.14メガジュール(10.306メガカロリー)」とあり幅があるので、

ここでは 東京ガスの値 を参照することにし、都市ガス1m3を燃やしたときの発熱量は、10,750kcal(45MJ)ということにしましょう。

 

プロパンガスと都市ガスの熱量の違い

ガスはおもに「なにかを温めるのに使う」わけですから、熱量という考え方は大事です。

都市ガスとプロパンガスという成分の異なるガスを比べるのであれば、おなじ熱量で比較する必要がありますから。

で、ガス1m3を燃やしたときのそれぞれの発熱量が、「都市ガス:10,750kcal」に対して、「プロパンガス:24,000kcal」だったということは、プロパンガスは都市ガスと比べて、約2.23倍の熱量を持っているといえます。

 

見方を変えると、都市ガスの単位量を2.23倍してあげると、プロパンガスと等しくなるということですから、熱量に注目すれば

「プロパンガス1m3と等しいのは、都市ガス2.23m3

ということになります。

 

以下、プロパンガスと都市ガスの料金を比較するうえで、この数値を使います。

 

 

ガス料金の違いを比較する

さてこれまで、料金システムから供給方法、成分や熱量など、さまざまな点からプロパンガスと都市ガスの違いを見てきましたが、ようやく本題です。

「プロパンガスと都市ガスの料金の違い」を見ていきましょう。

 

都市ガスもプロパンガスも、基本は「二部料金制」

プロパンガスの料金を計算する方法 でも解説していますが、基本的には都市ガスもプロパンガスも同じで、二部料金制を採用しています。

つまり、必ずかかる「基本料金」と、使った量に応じてかかる「従量料金」とがあって、これらを合わせたものが、毎月のガス料金ということになります。

 

計算式で表すならば、

ガス料金=基本料金+従量料金

 

となりますが、この従量料金のところをもう一段かみ砕くと、「従量単価×使用量」となるので、消費税を考慮して計算式をもうひとつ進めると、

ガス料金(税込)={基本料金+(従量単価×使用量)}×消費税

になります。

 

埼玉県のプロパンガス料金相場と比べる

では、上記の計算式を使って、実際にガス料金を比較してみましょう。

まずは、【都道府県別】プロパンガスの料金相場 から、全国的に見て比較的料金の安いエリアと言える「埼玉県のデータ」を使ってみたいと思います。

基本料金 5m3 10m3 20m3 50m3
埼玉県 1,712円 4,302円 6,886円 11,891円 26,140円
単価 454円 466円 465円 450円

ちなみに元データは 石油情報センター で、時期によって多少料金の変動はありますが、エリアごとに概ね同じような価格帯で推移しています。

 

プロパンガスを20m3使ったとき、その月のガス料金は 11,891円(税込) だった。

基本料金は1,712円で、税込だと1,848円。
従量単価は465円ですから、こちらは税込だと502円になります。

これを比較対象とします。

 

熱量を合わせて都市ガスの料金を計算する

比べるのは 東京ガス(都市ガス)のガス料金 です。

まず、比較対象がプロパンガスであることを考慮して、「熱量の違い」を参考に、ガスの使用量を2.23倍することにします。

するとプロパンガス20m3に対して、おなじ熱量を得るためには、都市ガスが44.6m3必要ということになります。

 

東京ガスの一般契約料金(※2019年7月データ)を参照すると、該当するのはB表の使用量「20m3をこえ80m3まで」というところで、基本料金は1036.80円、基準単位料金は128.08となっていました。

注意書きとして「消費税込みの単価を表示しております。」とあったので、単価だけ消費税を考慮すると、税抜きで118円となります。

 

さて、この条件で行くと都市ガスの料金はどうなるのか?

上の計算式に数値を代入して消費税を考慮すると、結果、

 

6,832円(税込)

 

となりました。

 

比較対象の埼玉県のプロパンガス料金が11,891円(税込)でしたから、プロパンガスの料金の方が都市ガスの料金よりも、じつに「1.74倍も高い」という結果が出ました。

 

その差1.74倍!? 相場価格で比較するとプロパンガスが圧倒的に高い

プロパンガスの料金と都市ガスの料金を、おなじ熱量で換算して比較すると(使用量を調節して比べると)、プロパンガスの方が1.74倍も高かった。

2倍とまではいかないまでも、かなり差がある。高いですよね。

ですから、こういったことを体感的に、経験的にご存知の方たちが「プロパンガスって、高いよ」と話すわけです。

 

いま比較したのは、プロパンガスの「相場価格」です

ただここで、重要なことをもう一度確認しておく必要がありまして、いま都市ガスと比較したのは何なのか、ということなんですけれども。

今回比較対象にしたのは、あるときの埼玉県のプロパンガス料金の「相場」です。あくまでも平均値にすぎないわけですから、もっと安い料金で使うことは十分可能なんです。高い料金も、安い料金もあって、その平均値ってことですから。

 

もっというと、石油情報センターが公表しているガス料金、今月はこのくらいの平均値でしたよというデータ自体が、そもそもどのくらい信頼性の高い情報なのかについても、正直なところ疑問は残ります。

お宅を1件1件回ってガス料金を確認しているわけではありませんし、ガス会社からの自己申告にしても、報告された料金の信ぴょう性を確認するものがないわけで。

とはいえ、これ以外に公に料金が分かるような情報がないため、石油情報センターが公表するデータをもとに、「プロパンガス料金の相場・平均値」ということで使わせてもらっているというのが現状です。

 

 

最後に

論点がずれるので石油情報センターのことはここまでにしておきますが、ともかく、いま比較したプロパンガスの料金は、あくまでも相場、平均値にすぎないのだから、もっと安いガスを使うことは可能だし、そうすればプロパンガスに対する印象が変わりますよ、ということを最後にお伝えします。

 

プロパンガスが基本料金1,500円、単価280円だったら

わたしたちプロパンガスセンターがご案内している プロパンガス料金の最安値 は、基本料金1,500円、従量単価280円なのですが(もう少し安くご案内できるケースもあります)、最後にこの条件で都市ガスと比較してみましょう。

もう一度この計算式に数値を入れてあげます。

ガス料金(税込)={基本料金+(従量単価×使用量)}×消費税

 

すると導き出されるガス料金は、

7,668円(税込)

となりました。

 

基本料金1,500円、従量単価280円のプロパンガスを20m3使うと、ガス料金は7,668円(税込)になるということです。

 

安いのは、やっぱり都市ガスだけど

さて、都市ガスの料金と比較してみましょう。
おなじ熱量、カロリー、エネルギー量での比較です。

都市ガス:6,832円(税込)
プロパンガス:7,668円(税込)

 

はっきりいって、これでも都市ガスの方がまだ安いです。

でも料金を比べてみて、そこまで遜色なくないですか? 少なくとも、プロパンガスの方がめっちゃ高い、という印象にはならないと思うんですね。

プロパンの方がちょっと高いけど、まあこのくらいなら許せる、納得できるという範囲じゃないでしょうか。

 

プロパンガスの料金って、そこまで遜色ないですよ

高い高いといわれるプロパンガスですが、ちゃんと料金の安いガス会社を選んで使えば、このくらいの金額で抑えることができるんです。

都市ガスと比べて、ちょっと高いよね、くらいで使えます。

 

オール電化でもいいし、都市ガスにしてもいい、プロパンガスは使用する熱源の「選択肢のひとつ」にすぎないわけですけれども、そして比べると、やっぱり都市ガスよりは料金高くなっちゃうわけですけれども、でも、

そこまで悪くないですよね。このくらいならまあいいかって、許せる範囲ですよね。

 

これが冒頭からお伝えしたかったことなので、この感じが伝わったのであれば、それで十分です。

たとえば都市ガスにしたいんだけど、でもガス導管の引き込み工事に15万円かかるといわれて、どうしようか迷っている、というような場合にも、この料金比較は参考になると思います。

 

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