こんにちは、GASUMOです。
今回はプロパンガスのメリットとデメリットについてのエントリーです。

こんな疑問を解決します。
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あなたは「プロパンガス」と「都市ガス」、どちらを使っていますか?
ご家庭によって違いはあるものの、都市ガスを使える地域は限られていて、プロパンを使っているご家庭も少なくありません。
そもそもプロパンガスと都市ガスは、どちらが良いのでしょうか? 今回は、プロパンガスの「メリット」と「デメリット」を詳しく解説します。
メリットとデメリットを理解すると、プロパンガスの料金を安くする方法も自然と見えてきますよ。では、一緒にチェックしてみましょう!
目次
プロパンガス(LPガス)のメリット
プロパンガスのメリットは、以下になります。
- 地域や土地柄に関係なく使える
- 災害に遭っても復旧スピードが早い
- 「貸付」か「買取」か、選べる
- 身体・環境にやさしく安全に使える
まずは、それぞれ詳しく解説しますね!
メリット1
地域や土地柄に関係なく使える
プロパンガスは、お住まいのエリアや土地柄に関係なくガスを使える点がメリットです。液化されたガスをボンベに入れて、各ご家庭に供給します。
そのためガスボンベの設置場所と、ガス配給管・ガスメーターさえあれば、山奥や海岸付近の地域でもガスを使うことが可能です。
一方、都市ガスは専用のガス管が地下に設置されていなければ供給されません。
都市ガス用のガス管は栄えた土地にしか既存設備がなく、住宅が密集していないところでは実費での莫大な設置投資が必要です。
地域や土地柄に関係なくガスを使えるのは、プロパンガスのメリットといえるでしょう。
メリット2
災害に遭っても復旧スピードが早い
LPガスなら万が一災害に遭っても、復旧のスピードが早いという利点もあります。
仮にガスが止まってしまった状況でも、ガスボンベを配送できて点検さえクリアすれば、問題なくガスを使えます。
都市ガスの場合は、地下にあるガス管の全体を確認して、安全に使えるのかをチェックする必要があります。
そのため復旧には、かなりの時間がかかりますし、その分ストレスを感じることも多いでしょう。
東日本大震災での例を挙げると、プロパンガスは都市ガスよりも約2週間、電気よりも約2ヶ月以上も早く復旧しました。
災害はいつどこで起こるかわかりません。日頃からライフラインに気を配っておくことで、もしもの対応もしやすくなりますね。
メリット3
「貸付」か「買取」か、選べる
プロパンガスを導入する際には、配管や給湯器などの工事費用をガス会社からの「貸与」という形にするか、それとも「買取」にするか、選べるケースが多いです。
都市ガスの場合はそれ以前の問題として、まずガスを供給するガス導管を引き込まなくてはいけませんから、その費用だけで数十万円はかかります。もちろん給湯器などの費用は別です。
プロパンガスの工事に関しては、買取にして工事費用を清算した方が、しがらみ(縛り)がないのでスッキリします。
貸与を選ぶと10年ないし15年の契約を結び、その間は毎月のガス料金に少し上乗せして請求されることになりますが、初期費用を抑えられるというメリットもあります。
どちらを選ぶかは、施主、オーナーの判断によります。
関連ページ:新築一戸建てのプロパンガス工事費用
メリット4
身体・環境にやさしく安全に使える
プロパンガスは、身体や環境にも害を与えません。
ガス会社では、ガスボンベの中に硫化物や、すす、といった有害物質および不純物が含まれていないかをチェックしています。
燃焼して発生する二酸化炭素は少量ですし、水になるだけなので有毒な物質になりません。
またガスボンベが倒れたら爆発するのでは!? とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、プロパンのガスボンベは耐久性がとても高く、倒れても傷がつきにくいですし、爆発の心配はほぼありません。
さらにガスホースも一定の圧力がかかった際に自動的にガスが止まる仕組みを取り入れているところもあります。
事実、平成29年においてプロパンガスを使用する世帯は約2,200万。事故が起きたのはわずか185世帯で、負傷者は1人も出ませんでした。
つまり、身体と環境にやさしいだけでなく、安全に使えるエネルギーであるということです。
プロパンガス(LPガス)のデメリット
プロパンガスのデメリットとして挙げられるのは、やはり「料金が高い」ことです。
ただ、これには以下の理由があります。
- ガスボンベの供給にコストが発生する
- 契約後にガス単価が上がることがある
- ガス単価は公開しなくてもいい
まずは料金が高くなる理由について、1つずつチェックしてみましょう。
デメリット1
ガスボンベの供給にコストが発生する
ご家庭にガスボンベを供給するので、コストが発生してしまうのは否めません。
都市ガスは導入の初期費用が多くかかりますが、ガス管さえ引いてしまえば自動的に配給できます。プロパンの配給は、ガスを使った分だけガスボンベを交換しますし、手作業で行わなくてはならないのです。
このように運送費や人件費が必要となるので、ガス料金に影響してしまいます。
デメリット2
契約後にガス単価が上がることがある
プロパンのガス会社と契約してから、ガス単価が上がることが考えられます。というのも、プロパンガス会社は全国にあり、約20,000社以上あるのです。
プロパンガス業界は他社との競争が激しいことで有名で、差別化の一環としてガス機器を無料で提供するケースもあります。
ただ、プロパンガスは輸入品なので外国市場の影響を受けて単価が変動するため、いつのまにかガス料金が上がっていることも少なくありません。
関連ページ:プロパンガス単価と料金相場
デメリット3
ガス単価は公開しなくてもいい
プロパンガスの料金設定には、規制がないので公開する必要もありません。要するに、プロパンのボンベを配給する距離や量を考慮して、ガス会社の言い値で単価が決まるのです。
ただ2017年には液化石油ガス法が改定されるなど、状況は改善されつつあります。もちろん、ガス会社に問い合わせすればちゃんと教えてくれるので安心してくださいね。
しっかりとガス会社を選べばデメリットは解消!
デメリットを見てみると、プロパンガス会社は信用できない…なんて感じる人もいるのではないでしょうか。ですが当然ですけれども、信頼できる、安くて安心して使える優良なガス会社 もたくさんあります。
ガス会社をしっかりと見極めて選ぶことさえできれば、不当な料金値上げや高い単価での契約を防ぐことが可能です。
関連ページ:料金を比較してプロパンガス会社を決めるには?
まずは、これから契約する、もしくは今ご契約中のガス会社の料金が適正かどうかチェックする、そこから始めてみましょう。無料でできる料金診断 をお試しください。
プロパンガスセンターでは、信頼できる地域最安料金のガス会社をご案内しています。フリーダイヤル「0120-664-505」、またはメールフォームからもお問い合わせいただけますので、お気軽にご相談ください。
優良プロパンガス会社なら適正料金でLPガスが使える
今回の記事では、プロパンガスのメリットとデメリットについて解説しました。最後にざっと、内容をおさらいしておきましょう。
プロパンガスのメリットは、
- 地域や土地柄に関係ない
- 復旧スピードが早い
- 「貸付」か「買取」か、選べる
- 身体・環境にやさしく安全
といったことが挙げられます。
一方、デメリットは、
- ガスボンベの供給にコストが発生する
- 契約してからガス単価が上がることがある
- プロパンガスの単価は公開しなくてもいい
でした。
プロパンガスのデメリットは、優良なガス会社と契約することで簡単に解消できます。
まずはご家庭のガス料金が適切であるかチェックしてみて、ガス料金をより安くできないか確認してみてください。
関連ページ:プロパンガスの適正価格と料金診断のすすめ