集合住宅のプロパンガス

一人暮らし必見!賃貸アパートのプロパンガス料金が高い理由


こんにちは、GASUMOです。

今回は、アパートなど賃貸物件のプロパンガス料金に関するエントリーです。

 

悩んでいる人
去年からアパートで一人暮らしをしているのですが、プロパンガスの料金がとても高くて困っています。なぜ賃貸アパートのガス料金は、こんなにも高いのでしょうか?

 

こんな疑問を解決します。

 

 

1人暮らしのプロパンガス料金が高い理由

アパートなどの集合住宅で、ひとり暮らしをしていて、ガス代が高くて困ってる人、すっごいたくさんいます。

これまでは実家暮らしだったけど、社会人になったので1人暮らしをはじめたとか、東京とか大阪とかの、いわゆる都市部に住んでたんだけど、地方に引っ越すことになったとか。

そういう生活環境が変わったタイミングで、ガス料金の高さに驚かれる方が多いです。

そして、賃貸アパートの1人暮らしで、ガス代が高いと感じている人の、じつに99.9%が利用しているのが(当社調べ)、プロパンガスなんですね。

 

プロパンガス会社の言い値でガスを買っているから

ではなぜ、アパートのプロパンガス料金は高いのか?

結論から言いましょう。

 

プロパンガス会社の言い値で、LPガスを購入しているから。

 

これが理由です。

 

あなたはプロパンガス会社の言い値、つまり、ガス屋さんが売りたいと思った値段でLPガスを購入しているため、ガス料金が高くなるのです。

ガス屋の言い値で購入してるだって!っと驚かれたでしょうか。しかし、これが賃貸住宅、集合住宅の現実です。

 

 

プロパンガスと都市ガス

順を追って説明しましょう。

まず、ガスには2種類あるというのはご存じですね。そうです、プロパンガスと、都市ガスがあります。

都市ガス事業は、東京ガスとか、大阪ガスとか、東邦ガスとか、西部ガスとか、静岡ガスとか、地域の人なら絶対に名前を知っている大きな会社が運営しています。

ちなみに、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの大手3社で、じつにマーケットの7割を独占しています。

 

都市ガスは公共料金(一律価格)

で、時代の流れに乗って、2017年に都市ガスも自由化されたわけですが、とはいえ公共性の非常に高い商品ですし、価格を決めるのに政府の認可が必要です。料金の上限などを決めるのに国が関与しているわけです。

ですから、自由化によって、消費者は都市ガス事業者を自由に選べるようになりましたが、立ち位置としては、公共料金と考えて差し支えないわけです。電気とか水道とかと同じです。

だから、東京ガスと一般契約料金(おなじプラン)で契約している Aさん と Bさん がいたとして、それぞれが同じ量の都市ガス(LNG)を使ったとしたら、同じ料金のガス代を請求されることになります。

価格は一律、とてもフェアです。

 

プロパンガスは自由料金(ガス会社の自由)

一方のプロパンガスはどうなっているかというと、こちらは自由料金制なんです。

都市ガスが公共料金なのに対して、プロパンガスは自由料金。ここが全くちがうところ。

 

自由料金制というのは、それぞれの販売業者が、自分たちの好きなように価格を設定して売っていい、そういう商品だということです。

自由市場、自由経済ですから、このこと自体は何の問題もありません。

1個50円で仕入れたリンゴを、100円で売るのも200円で売るのも、もっと高く400円で売るのも、八百屋さんの自由だよね、そういう話です。

 

では、どういうときに問題が生じると思いますか?

ちょっと考えてみてください。

‥‥‥‥‥
‥‥‥

 

 

 

 

 

絶対に400円のリンゴを買ってください。

 

 

そう言われたら、困りませんか。

 

そうなんです。

自由競争なんだから、1個のリンゴを100円で販売するのも、200円で販売するのも、400円で販売するのも、それは八百屋さんの自由なんだけれども、リンゴを買いたいと思っているお客さん、消費者が、自分が購入するお店を選べない、というのが問題なのです。

 

1個400円のリンゴを買え、はじめからそう決まっている。

これが、プロパンガスの賃貸アパートに起こっていることです。

 

 

プロパンガスの賃貸アパートに起こっていること

リンゴのたとえ話をしましたが、話をプロパンガスに戻し、状況を整理してみましょう。

 

いくつもの世帯が暮らす集合住宅

まず、あなたが1人暮らしをしているのは、アパートです。賃貸用の集合住宅であり、一戸建て住宅ではありません。

ひとつの建物の中で、4戸とか6戸とか、8戸とか、複数の世帯が生活しています。

ライフライン(lifeline) であるガスは、地元のプロパンガス会社と契約しています。

ガス会社と契約するのも、実際にガスを使うのも、あなたです。

 

入居者はガス会社を選べない

しかし、賃貸アパートに住んでいるあなたには、自分がどこのガス会社と契約するか、その選択権がありません。

すでにガス会社は決まっていて、LPガスを使いたいのであれば、建物のオーナーさん、大家さんが選んだガス屋さんと契約するしかない。そういう状況です。

 

ここでリンゴの話を思い出してほしいのですが、プロパンガスは自由料金ですから、ガス屋さんは自分たちの好きなように価格を設定して販売します。

ガスの単位は、1m3、1立法メートル(リッポウメートル)とか、1立米(リュウベイ、リュウベ)などと読みますが、この1m3あたりの価格が、単価(従量単価)です。

ガソリンでいうところの、1リッターあたりの価格ですね。

 

ガス会社はいくらで売ってもいい

で、ガス屋さんは、単価いくらで販売してもいい。単価300円で売るのも、600円で売るのも、もっと高く800円で売るのも、ガス会社の自由です。自由料金制ですからね。

 

だけど、あなたはガス会社を選べない。

 

ガス屋さんが単価600円で売るといったら、それを使うしかない。言い値で買うしかないのです。

 

 

賃貸物件のプロパンガス料金が高くなりがちな理由

賃貸アパートで独り暮らしをしているあなた、なんだかプロパンガスの料金が高いんだよなーと感じていたあなた、ここまで読み進めてみて、どうでしたか?

どよーんと嫌な気持ちにさせてしまったでしょうか。

これがプロパンガスの賃貸物件が抱えている、根本的な課題です。

 

自由価格の商品を好きな値段で販売できる

自由競争というのは、消費者も購入先を自由に選べるから成り立つわけです。

販売者が自由に値段をつけて商品を売っていて、買う側も、あっちの店は高いから、こっちの店で買おう。そうやって自由にお店を選べるからこそ成立するものです。

で、お店だって、お客さんが来ないと売り上げがたたないし、困るから、値下げしたり、あれやこれやと工夫をするわけです。高い商品ばかりだったら、お客さんは別の店に行っちゃいますからね。

当然ですよね。

ふつうはこのように、切磋琢磨というか、自然な競争があるわけです。

 

アパートのLPガスは自由競争になってない

しかし、アパートなどの集合住宅では、そうなってはいない。

 

ガス屋さん、競争する必要ないんですよ。

 

だって、言い値で売れるんだから。

アパートの入居者は、おたくのガス高いから、別のところで買うよ、って言えない。

だからどうしても、賃貸アパートのプロパンガス料金は、高くなりがちなのです。

 

 

集合住宅のガス代が高くてどうしようもないときの解決策

さて、ここまで読み進めて、1人暮らしをしている多くの人が、高いガス代で困っている理由、賃貸アパートのプロパンガス料金が高くなりがちな理由が、おわかりいただけたでしょう。

アパートなどの賃貸住宅に起こっていること、プロパンガス物件に起こっていることは、こういうことなんです。

 

集合住宅のガス代が高くなりがちなのは分かったけど、じゃあ、どうしたらいいの? なにか節約する方法とか、ないの?

とお考えかも知れませんね。

 

 

諦めてください。

 

 

これが率直な意見です。

 

いくつか取り得る選択肢(業者変更や団体交渉など)はなくもないですが、いずれもハードルが高く、現実的には難しいです。まずは現状を受け入れるしかない。

 

前述したような状況、構図になっていますから、たとえプロパンガス会社に料金の値下げ交渉をしたところで、正直相手にされません。(話くらいは聞いてくれるでしょうけど)

もう一度言いますけど、アパートに入っているガス屋さんは、言い値で売れるんです。単価500円で販売しても、単価600円で販売してもいい。

 

競争の原理が全く働いてないですから、プロパンガス会社のスタンスとしては、切り替えられる心配がないのです。

なので、値下げの相談などしたところで、たいていは右の耳から左の耳状態です。

 

とはいっても、ただ、諦めてください。では納得できない人もいると思いますので、現実的な選択肢をいくつかご紹介します。

 

がんばって節約する

プロパンガス料金の節約について。まず、スタート時点から出遅れていることを理解する必要があります。

安く使えている人は、単価300円とかでLPガスを購入できているのに対し、賃貸アパートに住んでいるあなたは、単価500円とか、600円とか、場合によってはもっと高い、とにかく割高のガスを購入している可能性が高い。

 

かりに購入単価が2倍だったとしたら、使用量が同じでも料金は2倍です。

お隣の戸建てに住んでるお婆ちゃんは単価300円なのに、自分は単価600円のガスを購入しているとしたら、そもそも節約する気すら失せるというか、せこせこ節約に取り組むのが馬鹿らしくなってしまいますよね。

 

そういったことも踏まえて、あえてガス代の節約に取り組むのであれば、お風呂場。ここだけ頑張ってみてください。

調理の時短とか、IHクッキングヒーターにするとか、キッチン回りは考えなくていいです。使用量少ないですから。がんばって節約しても見返りが少ない。

 

お風呂でお湯を沸かす量を、いかに減らすか。

 

ここだけ意識してください。
追い炊きとか今日から禁止です。

からすの行水しかり、シャワーだけでなるべく短時間で済ませる。お風呂を沸かす回数を減らす。温まったあと残り湯で体を洗う。シャワーヘッドを節水タイプにする。

こういう涙ぐましい努力が必要になります。

 

プロパンガスを解約する

もうひとつの選択肢は、プロパンガスの解約です。

ガス料金がすごく高いと、で、ガス屋さんに値下げの相談をしたけれど、どうにもならないと。ただ、ガス代は鼻血が出そうなほど高いのでなんとかしたい。そんなときはもう、プロパンガスの契約自体を解除、解約しましょう。

 

別の記事にも書いたので、そちらも参考にしてほしいですが、単身者、1人暮らしなら、とくに男性なら、意外と可能な方法です。

もちろん今までの利便性は失います。スイッチ一つで風呂に入ることもできません。でも、人によっては全然暮らしていけます。仕事と遊びに忙しくて、家には寝に帰るだけ、みたいな生活スタイルの人に向いてます。

 

料理はカセットコンロでやりましょう。料理好きならIHの卓上クッキングヒーターを買ってもいいですね。

お風呂は、銭湯に行ったり、スポーツジムのシャワーを使ったり、友だちの家や、彼氏彼女の家で済ませます。バスヒーターなどが売ってるので、電気でも沸かせます。

生活は多少不自由になりますが、ガス料金のことで嫌な思いをすることがなくなりますし、ガス代はゼロ円に。もちろん基本料金などもかからなくなります。

 

都市ガスの物件に引っ越す

つぎの選択肢は、都市ガスの物件に引っ越す、です。

はっきりいって、この方法がいちばん賢明です。

アパートである以上、集合住宅である以上、プロパンガス物件では、これまでずっとお話してきたような不合理なことが起こりえます。

 

ガス料金に関して、入居者はどうすることもできない、文句くらいは言えるでしょうが、料金を値下げさせることは難しいし、ガス会社の変更も現実的ではない。結局ガス会社の言い値で購入するしかありません。

これは、プロパンガス物件だから起こることなので、なんとか都市ガス物件を探しましょう。おなじスペックで家賃が5千円くらい高くても我慢してください。ガス料金の理不尽さからは解放されます。

 

戸建ての賃貸物件に引っ越す

もうひとつの選択肢は、戸建ての賃貸物件に引っ越す、です。

賃貸で出ている一戸建て物件を探します。

 

1人暮らしでそんなに広さはいらないでしょうから、間取りはワンルーム、1K、1DK、1LDK、2K、2DKあたりで探します。タマ数は少ないですが、探せば見つかります。

賃貸物件でも一戸建てであれば、オーナーが柔軟に対応してくれたり、ガス会社を自由に選べるケースも少なくないです。

 

一戸建てだったら、下の階の人を気遣って静かに歩いたりしなくていいし、ペット可の物件もあるので、犬や猫を飼えるかも知れない。そのあたりもメリットになるでしょう。

今の家賃とそれほど変わらずに一戸建て住宅に住めるのであれば、選択肢の一つにいれていいと思います。

 

 

まとめ:一人暮らしのあなたには意外と選択肢がある

ということで、ここまで、賃貸アパートのプロパンガス料金はどうして高くなりがちなのか、その理由について解説してきました。

こと賃貸住宅において、プロパンガス物件には、ガス料金に関して不合理な状況がつきまといます。

商品はいくらで売ってもいい自由料金なのに、その商品をどこから買うか選べないという、入居者から見ればまったく理不尽極まりないことになっています。

 

ガス料金がとても高く、かつ、ガス会社の言い値で買うしかないという現実に、納得がいかないと思いますが、救いは、あなたが1人暮らし、単身者だということです。

問題をシンプルにできます。子どもの学校が・・・、とか考える必要もないですし、あなた一人の考えで、意思決定できることも多いでしょう。

 

ガスはライフラインには違いありませんが、無いと絶対に暮らしていけないというわけでもありません。

節約、解約、引っ越し、身軽な独り暮らしのあなたに、選択肢は意外と残されています。あなたが一番納得のいく道を選んでください。

 

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