プロパンガスの料金について

600円は高い? プロパンガス料金の仕組み、単価を計算してみよう!

プロパンガス料金の仕組み(内訳)を見ていく

前回は、ひとり暮らしのプロパンガス料金がなぜ高いのか? その理由を解説しました。

アパートなどの賃貸住宅にお住まいで、毎月のガス代が高くて困っているという方はたくさんいらっしゃると思いますので、今晩からでも簡単な節約方法を実践してみてください。

がっ、ガス代が高い…。一人暮らしのプロパンガス料金が高い原因とは?

  目次1 一人暮らしを始めて気づくこと、たくさんあります2 ガス代が高い!! は、ひとり暮らしあるあるです3 プロパンガスの料金が高い原因、教えます3.1 ガスを使い過ぎなのでガス代が高く ...

で今回はですね、プロパンガスの料金の仕組み、内訳について説明したいと思います。
算数レベルなのでだれでもできますから、あたまの片隅にでも入れておいてください。

 

 

必ずかかる「基本料金」と、使った分だけかかる「従量料金」

まず、ほとんどのプロパンガス料金は「二部料金制」という形になっています。
必ずかかる「基本料金」と、ガスを使った分だけかかる「従量料金」があって、これらを合わせて毎月のガス代が請求されるのです。

つまり、

毎月のガス代 = ( 基本料金 + 従量料金 ) × 1.08

という感じですね。
ちなみに基本料金は、戸建だと1,500円、集合住宅だと1,800円くらいに設定しているガス会社が多いです。

 

つぎに、使った分だけかかる従量料金のところを見ていくと、

従量料金 = 従量単価 × 使用量

となります。

 

従量単価というのは単位量あたりの値段ですね。ガソリンでいうと「1リットルで150円」というのが単価です。プロパンガス単価の相場ページ で、都道府県別のガス料金の傾向や平均値がわかります。

使用量はそのままですが、どれだけガスを使ったかという量です。プロパンガスの単位は「m³」。立法メートルと読みますが、ほかにも立米(りゅうべい)といったり、リューベと表記されることもあります。

ここまでが、プロパンガスの料金の仕組み、内訳です。

 

 

検針票からプロパンガスの単価を計算する

つぎは実際に、ガスの検針票から「単価」を計算してみましょう。
検針票や請求書がお手元にある方は、それを見ながらいっしょに進めてみてください。

 

プロパンガスの請求書の見方

今回サンプルとして使う請求書はこちらです。

ここに「基本料金」と「従量単価」が記載されていればもっと親切だと思いますけど、だいたいどこの請求書もこんな感じかと思います。合計金額しか分からない。

で、まず注目するのは「使用量」と「請求金額」のところです。

使用量:11.3m³
請求金額:6,215円

これを最初の式にあてはめると以下のようになります。
(※1.08は消費税です。)

 

 

消費税を考慮する

6,215円 = ( 基本料金 + 従量料金 ) × 1.08

 

1.08は消費税なので、税抜きにするとこうなります。

5754.6円 = 基本料金 + 従量料金

 

 

従量料金を計算する

基本料金を1,800円と仮定すると、

5754.6円 = 1,800円 + 従量料金

従量料金 = 3954.6円

 

 

単価をもとめる

従量料金は、単価×使用量なので、

単価 × 11.3 = 3954.6円

単価 = 350

 

ということで、この検針票で設定されているプロパンガスの単価は「350円」だと分かりました。比較的良心的な価格設定といえますね。

 

 

単価600円は、はっきりいって超高いです

このようにちょっとした計算で、いまお使いのプロパンガスの単価がいくらに設定されているのか? ということが分かりますので、ぜひ試していただければと思いますが、計算が面倒だという方は、契約しているガス会社に確認してみると良いでしょう。電話すれば教えてくれるはずです。

ちなみにアパートなどの賃貸物件、集合住宅の場合では、単価500円や600円という料金設定がざらにあります。プロパンガスの単価が600円とか、はっきりいってかなり高いです。かなり高いのですが、こういった価格設定のアパートが非常に多いというのが現実です。

物件を探しているときに、プロパンガスの料金設定まで確認する入居者なんてほぼいませんから、暮らし始めてからガス代が高いことに気が付き、驚き、そして嘆く…。というケースが後を絶たないのです。

アパートのガス代が高いのは非常に残念なことだと私は思います。だって入居者にとっては理不尽極まりないことですからね。

 

 

プロパンガスは「単価」が大事

これまで、ガス料金の計算方法や単価について見てきました。

ちなみにこの原稿を執筆した時点では、消費税は8%でしたので「×1.08」という記載がありますが、2020年現在では消費税は10%に増税されていますので、「×1.10」で計算してください。

 

ガス料金の「高い」「安い」を決めるもの

で、プロパンガス会社を選ぶときにもっとも大事なのはなにか、ということなのですが、営業所が家の近所にあるとか、信頼できる会社だとか色々ありますが、価格の面に着目すると、一番重要なのは従量単価、使ったらいくらかかるのか、という部分です。

1m3(立方メートル)あたりいくらのガスを、どれだけ(量)使ったのか?

プロパンガスの料金はこれで決まります。

 

どれだけ(量)使ったのか、というところは、無駄遣いをしないとか設定温度を下げるとかそういうお話になるのでひとまず置いておくとして、一番重要なのは従量単価(1m3あたりの値段)、ここなんですね。

ですから安いガス屋さんを選んだり、いまお使いになっているプロパンガスが「高い」のか「安い」のか知りたいときは、まず単価を知ることが大事です。ここをしっかりと抑えておきましょう。

関連ページ単価もわかるプロパンガスの料金診断

 

プロパンガスは公共料金ではありません

ガスはライフラインです。

生活に欠かすことのできないものですから、どうしても「公共料金のような感覚」になりがちですし、そのようにお考えのご家庭も少なくないのですが、実際は全然違います。

プロパンガスは自由料金ですから、それぞれのガス会社が、自分たちの好きなように価格を設定して販売しています。

単価300円で売っても、2倍の600円で売ってもいいのです。自由料金制ですから。

 

好き好んで高いガスを選ぶ人はいないでしょうが、必須のライフラインだという側面が、料金への関心を薄くさせてしまうのでしょう。

ガス代がちょっと高いなと感じていても、「そういうものだから」と納得してしまう。でも、

全然そういうものじゃないですから。

 

従量単価の安いプロパンガス会社を選ぶ

単価300円で販売しているガス会社があるなかで、もしあなたが単価600円のガス屋さんを使っているのだとしたら、それは単に2倍の料金を支払って、ただ「損」をしているだけです。

プロパンガスは自由料金制です。安いガス屋さんもあれば、高いガス屋さんもあります。

そしてこの「高い」「安い」を判断する基準が、つまりは従量単価ですから、いま自分はいったいいくらのガスを購入しているのか、単価いくらのガスなら使いたいか、ご一考されるとよいでしょう。

関連ページ一戸建てのプロパンガス料金表

 

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