プロパンガスの料金について

ガスモの知恵袋!これが田舎のプロパンガス代が高いわけ

こんにちは、GASUMOです。

今回は地方に住んでいる方、それも一般的に田舎といわれるエリアにお住まいの方向けのエントリーです。

 

困っている人
都会から田舎に引っ越してきたのですが、ガス代が高くてびっくりしています。

ちなみにガスはプロパンガスで、お風呂の給湯とキッチンのガスコンロで使っています。床暖房やガスストーブなどはありません。

3人暮らしで、ガス代の請求は毎月1万円以上なんですが、なぜプロパンガスはこんなに高いのでしょうか?

 

こんな疑問を解決します。

 

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教えてガスモの知恵袋!田舎のガス代が高いのはなぜ?

ガスはライフラインです。

電気や水道と同じように、わたしたちの生活に欠かせないものですから、ガス代が高いというのは日々の生活、家計の圧迫に直結します。

無駄な生活コストはできる限り削減したいし、ガス料金だって1円でも安いに越したことはない。

なるべく節約したいと思っているのに、どうして田舎のガス代はこんなにも高いのか?

 

ガス代が高いのは競争の原理が働いていないからだ!

結論から言いましょう。

それは、

 

『競争の原理』が働いていないから。

 

です。

 

たとえば携帯電話をイメージしてほしいのですが、通信キャリア大手は、言わずと知れた、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社ですよね。

格安SIMのMVNOなども加えたらもっと選択肢がありますけど、

ともかく、複数の携帯電話会社があって、それぞれがお互いに刺激しあい、競争しあうからこそ、ある意味バランスが取れているともいえるわけです。

これがもしですけど、「スマホ使いたかったらNTTドコモしか選択肢はない!」ってなったら、毎月の通話料金(データ通信料金)、えらいことになりそうですよね?

完全なドコモの独占、好きな価格でサービスを提供できるわけで。

 

もちろん携帯電話業界とガス業界では違うことがたくさんあると思いますけど、状況としては、こういうことになってる可能性が高いわけです。

つまり、NTTドコモしか選べない、みたいな状況ですね。

 

選択肢が減るほどガス代は高くなる

やっぱりユーザーにも、会社やサービスを自由に選べる選択肢があったほうがいいわけです。

A社のサービスを利用するか、それともB社にするか、自分の意志で決めたいじゃないですか。

でも、それができなくなっている可能性が高い。

市場が独占されていたり、競争がなく選択の余地がないというのは、利用者側にとってはあまり喜ばしいことじゃないわけです。

 

冒頭で、田舎のガス代はどうして高いのか? という疑問に対して、

競争の原理が働いていないから。と申し上げましたが、これは言い換えると、

 

選択肢が少ないから。

 

とも言えます。

 

 

田舎のプロパンガス代が高いわけ

では具体的に、どうして田舎のプロパンガス料金は高くなりがちなのか、その理由をひとつずつ見ていきましょう。

今回は、ガス代が高くなってしまう理由として、『3つの原因』に分類しました。

 

理由その1:都市ガスが使えない

まず、田舎のガス代が高いわけ「その1」なんですけれども、都会から田舎に引っ越して来たら、急にガス代が高くなって驚いたっていう状況がありますね。

都会から田舎に転居した。ここがひとつの要因です。

考えられるのは、「都市ガスという選択肢の消滅」ですね。

 

都会であれば(地方であってもある程度の都市部であれば)、都市ガスが使えますよね。

そうすると、熱源の選択肢として、電気(オール電化)、プロパンガス(LPガス)、都市ガス、灯油の4パターンから選択可能だったわけですが、

田舎に引っ越したことによって、都市ガスという選択肢が消えた。これが要因のひとつです。

 

都市ガスというのは、地中にガスの導管をとおす必要があるわけで、どうしても使用できるエリアに限界がある。

山奥で都市ガスを使いたいといっても、それは無理な注文というわけです。

 

エリアが限定され、かつ、導入するのに(ガス管を通すのに)コストがかかるというデメリットがありますが、

いったん導管の工事が完了してしまえば、ガスを安定的に、そして安価に供給できるというメリットがあります。

都市ガスのエリアカバー率はたったの6%程度なのに、普及率はなんと46%もあるというのが、いかに都市部に集中しているかを物語っています。


出典:経済産業省「第4回 液化石油ガス流通ワーキンググループ事務局提出資料」

 

田舎に引っ越してきた。

都市部じゃないので都市ガスは使えない。

料理をしたり、お風呂を沸かしたり、その熱源は、電気か、プロパンガスか、灯油から選ぶことになる。

都市ガスという選択肢が無くなってしまったこと、これが田舎のガス代が高いわけ、その1です。

 

理由その2:選べるプロパンガス会社が少ない

田舎のガス代が高いわけ「その2」を見てみましょう。

それは、「選択できるプロパンガス会社の減少」です。

 

プロパンガスのメリット のところで、プロパンガスというのは、ボンベを運ぶことさえできれば使用可能なわけで、

山奥だろうと、離島だろうと、過疎地だろうと、運搬できれば使えるのがメリットだとお話ししました。

たしかにこれは事実ですし、プロパンガスの大きなメリットと言えます。

 

ガスボンベを運んで、ガス機器と接続すれば、すぐに煮炊きができるので、万が一の災害時にも頼もしい存在ではあるのですが、

プロパンガスの供給というのは、公共事業ではありません。もちろん公共料金でもありません。

それぞれのガス会社が、それぞれの思惑をもって事業を運営しているわけで、営利目的である以上、サービスを提供して、ちゃんと利益を出さなければならない。

 

そう考えるとです。都市ガスが利用できるのは都市部に限る、という話をしましたけれども、これはプロパンガス会社にも言えることであって、

ガス屋さんだって好き好んで山奥まで配送に行きたくはない。

できれば、人口が密集した地域でお客さんを集めて、効率的にサービスを提供したい。そう思うのも当然でしょう。

なので必然的に、地方の中でもほんとに田舎の方、過疎地といわれるような地域とか、山間部とか、配送やメンテナンス等がしにくいエリアというのは、選択できるプロパンガス会社が限られてきます。

 

そうすると結果的に、ガス料金が高くなる、という状況になりがちなわけです。

これ、田舎のレベルにもよりますけれども、ほんとに秘境みたいな山奥とかだったとしたら、逆にガスボンベを配送してくれるだけでありがたいですよね。そんな山奥に。

そう考えたら、ガス代が多少高いのも仕方ないのかな、という見方もできます。

 

理由その3:プロパンガス会社が決まっている

田舎のガス代が高いわけ「その3」を見てみましょう。

もうこれは、完全なガス代高いあるあるなのですが、地方の賃貸アパートのガス料金がすっごく高いというケースですね。

これは、これまで説明してきたケースの『コンボ+α』みたいな感じです。

 

まず、田舎なので都市ガスという選択肢はそもそもない。

そして、これまた田舎なので、そのエリアに供給可能な、配送可能なプロパンガス会社も限定される。

まず前提として、こんな状況です。ここまでがコンボのところ。

で、さらにプラスαは何かというと、そもそも「ガス会社の選択権がない」という。

 

 

ちーん・・・・・・

 

という感じですけれども、田舎のアパートに引っ越してきて、もうなんだかガス代がめちゃくちゃ高いんだけど、どういうことなの? というのは、このパターンです。

 

田舎なので、都市ガスが使えないのは、まず良しとしましょう。

で、煮炊きをしたり、お風呂を沸かす給湯だったり、熱源はどうするのというところで、

プロパンガス、電気(オール電化)、灯油、っていう選択肢が残ってます。

ここで賃貸物件として、もしオール電化のアパートを選んだ人は、家賃はちょっと割高かもしれないけれど、ガス代が高いーーーってことにはならないですね。電気なので。

 

まあ、オール電化のアパートは物件数が少ないですから、一般的なアパートと言ったら、給湯(および調理)の熱源は、

ほぼ『プロパンガスに限定』される、と考えていいでしょう。

この状況に加えて、賃貸物件の場合は、入居者にガス会社を選ぶ権利がありません。

 

大事なことなのでもう一度言うと、

 

アパートの入居者は、自分が使う(契約する)プロパンガス会社を選べない。

 

というのがあります。

 

冒頭で、田舎のガス代が高いのは、競争の原理が働いていないから。と述べましたが、

これが理由です。

 

あなたは新しいスマホが欲しいと思ってる。大手キャリアもいいけど、格安スマホや格安SIM(MVNO)でもいいと思ってる。

だけど、選択肢はNTTドコモしかない。

そういう状況です。

 

誤解のないように付け加えておきますが、ここでいいたいのはNTTドコモの料金が高いとか安いとか、そういうことじゃないですよ。

携帯電話サービスの会社がたくさんあるなか、選択肢がひとつしかない、そういう状況だ、と言っているだけです。念のため。

 

田舎の賃貸アパートはこのような感じになっています。

まずそもそもプロパンガスという選択肢しかないうえに、賃貸物件なのでガス会社を自由に選択する権利もない。

建物全体ですでに決まったガス会社と契約するしかない。

 

これはガス会社の視点から見れば、「ガスを切り替えられる心配がない」ということです。

競争の原理、まったく働いてないですね。必然的にガス料金も高くなりがちです。

これが田舎のガス代が高いわけ、その3です。

 

 

まとめ

ということでここまで、田舎のガス代はどうして高いのか? その理由を見てきました。

競争の原理が働いていない、選択肢が少ないから、ガス料金が高くなってしまうのです。

 

「理由その1」でお話した、ちょっと田舎の方に引っ越してきて都市ガスが使えなくなった、くらいならまだ可愛いものです。

ある程度人口の密集した地域であれば、供給可能なガス会社、配送してくれるガス屋さんがいくつもあることでしょう。

都市ガスという選択肢はなくなりましたが、あなたの家まで配送可能なプロパンガス会社の中から、一番条件が良く、信頼できそうな業者を選定して、契約すれば大丈夫ですから。

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ガス会社を選べる状況にあるか

問題なのは、田舎のガス代が高くなってしまう「理由その2」と、「理由その3」です。

こちらに関しては、選択肢が減るというよりは、「ほぼ選択肢がない」という状況です。

仮にですけど、ほんとに山奥の、ぽつんと一軒家みたいなところに引っ越したとして、そこまで配送してくれるプロパンガス会社が果たしてどれだけあるのか?

 

どう考えても、何社も比較して選ぶ、なんていう状況にはならなそうですし、逆に考えたら、定期的に山道を往復してガスボンベを運んでくれるだけでありがたいというものですよね。

このケースであれば、ガス料金が高くても仕方がないと思えます。

 

賃貸アパートの状況は、そこまで田舎じゃなくても起こりえます。

地域的に見れば、その物件まで配送可能なプロパンガス会社というのは、きっと何社もあることでしょう。

本来であれば、複数のガス屋さんの中から、自分が契約したいガス会社を自由に選べるエリアであることが多いです。

 

しかしながら賃貸アパートのため、すでにガス会社が決まっている。選択肢ゼロ、という状況。

あなたはアパートで決められたガス会社と契約するしか選択肢はなく、ガス会社の変更もできない、ガス会社の言い値でガスを使用するしかない、という状況。

 

これもどう考えてもガス代は高くなりやすい。

あなたが八百屋さんでバナナを売っていたとして、『お客さんは絶対にあなたのお店から買うしかない』としたら、

あなたはバナナひとふさ、いったいいくらで売りますか? って話です。

 

 

なにか解決策はないの?

じゃあどうしたらいいの? なにか解決策はないの? ということなのですが、

まずお住まいが、あなたの所有する物件、持ち家である場合は、地域に配送可能なプロパンガス会社の中から、

一番条件の良いところ、単価の安いところ、信頼できそうなところを選びましょう。

 

安いプロパンガス会社を探す

ガス屋さんを探すときは、日本全国にあるプロパンガス会社を地域ごとに検索できる「まちがす」が便利です。

関連サイトプロパンガス会社検索【まちがす】-料金相場と地域最安値

 

ポツンと一軒家レベルの山奥の場合は、わがままは言えませんので、少ない選択肢の中から配送してくれる業者さんを見つけて、そこにお願いします。

多少単価が高くても、不便なところまでガスボンベを運んでくれること、その労力や効率の悪さを考えたら、仕方がないですよね。

 

都市ガスの物件を探す

賃貸物件に引っ越すのであれば、まずは第一候補として、なるべく都市ガスの物件を探します。

もし良さそうな物件があれば、家賃が多少高くてもそちらを選ぶ。

その方がガス料金に関する精神衛生上はいいです。一律価格で使った分だけ支払う。フェアなので。

 

一戸建ての賃貸物件を探す

あとは、アパートなどの集合住宅ではなく、戸建の借家を探すのもいいです。

一戸建てであれば、賃貸物件でも比較的柔軟にガス会社を選択できるケースが多いので。

大家さんから了承がもらえれば業者変更が可能なので、都市ガス物件がないときの次善策は、プロパンガスの借家ですね。

 

田舎で、賃貸で、しかもアパート(集合住宅)しかないというときは、もう諦めるしかない。

入居者サイドではどうすることもできない、ガス会社の変更もできないし、単価が高くてもそれを使うしかない、そういう覚悟が必要です。残念ですけど。

 

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